■表情隠せるので楽なんです ねえ、どうしてそんなことしてるの? 三田の夏。街で見かけた若者たちに聞いた。 ◇ ◇ 太陽が照り付ける昼間、学校帰りの女子高生2人がマスクをして歩いていた。この日の最高気温は30度を超えた。風邪でも引いているのだろうか。でも、楽しそうにおしゃべりしている。高校2年のミサキさん(17)=仮名=が教えてくれた。 -どうしてマスクをしているの? 「もともと自分の顔の下半分が好きじゃなくて、隠すためです。中学3年の時、受験で風邪予防のために着け始めたんですけど、顔が包まれてる感じが安心して。それから毎日。マスク依存症です」 -暑いと思うけど… 「正直、夏は蒸れます。でも、ずっと着けているので慣れました。逆に口元に何かないと落ち付かない。すっぴんを見せるのも恥ずかしいし。学校にマスクを忘れた日は、タオルで口元を隠しています」 -ずっとマスクしているの? 「仲がいい友達
兵庫県姫路市の皮革メーカー「コードバン」が、魚の皮を使った革小物の開発に成功し、販売を始めた。近畿大(大阪府東大阪市)が世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ「近大マグロ」と、琵琶湖で駆除されたブラックバスの皮を有効活用。いずれも製品化は初めてで、うろこ模様の独特な質感と希少性が話題を呼んでいる。(山崎 竜) 同社によると、革の素材は牛や馬など哺乳類が大半だが、爬虫(はちゅう)類のワニやヘビ、鳥類のダチョウなどの皮は「エキゾチックレザー」として重宝されているという。魚類ではサメやエイが知られている。 そうした中、釣り好きの新田芳希社長(46)が目を付けたのがマグロとブラックバス。「捨てるのはもったいないし、何より珍しい。模様も面白く、強さも十分にある」と、昨年末に開発を始めた。 マグロは、同大で卵から成魚まで育てられ、飲食店などで提供の際に廃棄される皮を再利用。ブラックバスは、琵琶湖で駆
会社説明会でリクルートスーツを着用する学生たち。西宮市の2018年度採用試験では1次面接がスーツ不可となる=神戸市内 兵庫県西宮市は8日、7月に予定する2018年度の事務職員採用試験の1次面接を「スーツ不可」とし、受験生、面接官ともに普段着で行うと発表した。リラックスした空間を演出し、受験生の「素」を出してもらう狙い。県内の自治体でも珍しい取り組みという。 西宮市は16年度から、大卒程度の事務職で受験生全員の面接を開始。コミュニケーション能力も重視し、優秀な人材の確保を目指している。さらに17年度は兵庫県、神戸市と同日に試験を実施し、西宮を「本命」とする受験生の囲い込みを図った。 18年度からは1次面接でスーツ不可に。合格までには1~3次の面接があるが、担当者は「限られた時間で、受験生の考えていること全部は把握できない。普段過ごしている格好に人間性も出る」と説明する。 受験生がスーツを着用
ビシッと決めたスーツにリュックサック。東日本大震災の影響やスマートフォン普及で、歩きやすい、両手が使えるなどの長所がクローズアップされ、ビジネスリュックが人気を集めている。大手メーカーの販売個数は5年で5倍に。より機能的な商品開発が進む。これまで空いていた“働く背中”に脚光が当たっている。(上杉順子) 平日お昼の神戸・三宮。連れ立って歩く会社員4人のうち、3人がリュックを背負っていた。その1人、神戸市北区の男性(28)は「総務なので良いかなと。最近は許される風潮を感じる。営業はまだ手提げが多いけど」と話す。 バッグメーカー大手のエース(東京)によると、2016年のリュックの販売個数は、11年比で489%を記録。現在、同社が展開するビジネスバッグ約400種のうち約2割がリュック機能を持つ。11年の東日本大震災で帰宅困難者があふれ、首都圏を中心に徒歩通勤が激増。急激に売れたため品数を増やした。
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