いよいよ改元が近づき、前例のない「10連休」がやってくる。子供は「学校が休める」と大喜びだが、社会人である大人の気分は微妙だ。連休の前後に仕事のしわ寄せがくるのは間違いないし、連休中に家族連れでレジャーに出れば、どこも大混雑。観光関連や飲食業のようなサービス業に就いていたら、逆に10連休の間は休みが取れず、猛烈に忙しくなる。専業主婦からも、「夫と子供がずっと家にいるのは勘弁してほしい」という声が聞こえてくる。 しかも、このゴールデンウイーク(GW)10連休が景気に水を差す、との予測もある。第一生命経済研究所の首席エコノミスト・永濱利廣氏は、GW後に日本経済は景気後退モードへ移行すると予測している。 「10連休が景気に与える影響には、プラスとマイナスの効果がある。プラス面は、娯楽やレジャー、外食などへの消費支出が増えること。JTB総合研究所の『2019年ゴールデンウィークの旅行動向』によれば