自分自身の好みに合うLinuxを作ることは,決して難しくない。フリーソフトを手順よく組み合わせていくことで,ごく普通のユーザーであっても自分だけのLinuxを作成できる。本講座を読みながら,Linuxの仕組みを理解して『自分Linux』を完成させよう。 前回までに,自分LinuxをWebサーバーとして稼働させた。今回からは,Webサーバーに次いで人気の高い「ファイル・サーバー」を自分Linux上で稼働させる(図1)。 自分Linuxをファイル・サーバーとして仕立てる場合,ファイル共有用の大容量ハード・ディスク装置(HDD)が必要になる。今まで,自分LinuxはHDDを搭載せずにフラッシュ・メモリーのみで稼働させてきたが,今回はUSB接続のHDDを用意し,そのHDDをファイル共有用のディスクとして用いることにする。 定番のファイル・サーバー・ソフト「Samba」を導入する 「Linuxでファ