多摩川河川敷でバーベキュー利用者によるごみの大量発生などが問題化しているのを受け、川崎市は同市高津区の二子橋付近の河川敷で9月、バーベキュー利用を有料化し、利用時間などを制限する社会実験を行う。市によると、バーベキューの施設や道具の使用料ではなく、ごみ処理などを目的とした有料化は全国的にも珍しいという。 二子橋付近では、休日を中心にバーベキュー利用が盛んだが、空き缶やペットボトル、生ごみ、使用済みの鉄板など大量のごみが捨てられている。2009年度は114トンのごみが発生し、処理費用約730万円は市が全額負担した。 また、スピーカーを持ち込み大音量で音楽を聴く利用者もおり、周辺住民から苦情が相次いでいる。このため、市は今年1月から地域住民や商店会などとともに対策を協議。地域住民を対象に実施したアンケートで、「ごみ処理費用は利用者が負担すべき」との声が多かったことなどから、二子橋付近の約4