DHCPサービスは、LANを運用するために欠かすことのできない機能である。そのDHCPサーバがHDDのクラッシュなどで正しく動かなくなってしまった場合、IPアドレスやネットワーク設定情報の配布、(Active Directoryを運用している場合)DNSサーバへの登録などのDHCPサービスとの連携機能をうまく利用できなくなってしまうので、早急に復旧させる必要がある。 Windows Server 2003のDHCPサービスは、サービスの動作に関する設定とDHCPデータベースを使って稼働している。サービスが参照するデータベースのパスや監査といった項目は以下のレジストリに、DHCPデータベースは%SystemRoot%\system32\Dhcp\Backupに保存されている。この2カ所の情報をバックアップしておけば、いざというときの復旧が容易である。