新年度を迎え、フレッシュな人もそうでない人も、仕事や勉強に欠かせないボールペンで気分一新してみては? サラリーマンの中には、経費削減で備品としてそろえる会社が減っている中、高価な「自分のための1本」を選ぶ人も増えています。 4月になり「文房具ソムリエ」のもとにボールペンの相談に訪れる新社会人がめだち始めた。 大阪・難波の地下街にある文房具店「ステーショナリーマーケット」社長の石津大(ひろし)さんはメーカー約30社の商品開発に関わる文房具通だ。「入社前はスーツとかばんを用意して満足したが、働き出すとかばんの中身を気にするようになる」 矢野経済研究所の予測では、2014年度の国内ボールペン市場は453億円と、この5年で3割以上増えた。中でも、水性が急成長している。 その牽引(けんいん)役はパイロットコーポレーションの「フリクション」シリーズだ。ペン先と反対側にあるラバーでこすると、書いた文字を