文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件を受け、林文科相は3日の閣議後記者会見で、公募型事業の選定手続きを暫定的に停止したことを明らかにした。 林文科相は先月の閣議後記者会見で、問題となった私立大学研究ブランディング事業の調査や、その他の公募型事業について適切に対応すると明らかにしていた。 一方、東京医科大(東京)が医学部医学科の一般入試で女子の得点を減点していた問題で、他の大学の状況について「文科省として承知していない。まずは東京医大の報告を待ったうえで必要な対応を検討したい」と述べた。 女子の合格者枠を狭めた入試が行われたことに対しては、「適切な目的があり、募集要項で明示するなど必要な周知がされていれば、性別ごとに定員を設けることは全面的に否定されるものではない」との考えを示した。