エンゾ早川氏はR134で何度か見かけたことがある。 本屋の自転車コーナーに行くと必ずこの人の本が置いてあるので、顔と名前は随分と前から知っていた。個性的な言動が多いせいかネットではよく叩かれているそうだ。「炎上キャラ」として扱われているのも知っている。僕はロードバイクに詳しくないので彼が正しいのか間違っているのかはわからないが、そういう極端な考えを持っている人はそれなりに面白いので関心は持っていた。 この本はそんなエンゾ氏と昨年逝去された森幸春氏との対談をまとめたものだ。森幸春氏についてもこの本で初めて知ったのだが、ロードバイク界ではレジェンド級の人なのだそうだ。対談と言っても自転車好きのオッサン二人がグダグラと飲み食いしながら「自転車駄話」に興じているようなノリで終始リラックスムード。こっちも適当にグダグダしながら気楽に読ませてもらった。 エ:最近、街はいよいよ自転車ブームになってて。こ