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ブックマーク / www.unp.or.jp (1)

  • 『胃袋の近代 —— 食と人びとの日常史』の刊行によせて « 名古屋大学出版会

    湯澤規子“『胃袋の近代 —— と人びとの日常史』の刊行によせて” なぜ、「人々」ではなく、「人びと」なんですか? その日初めて私の研究室を訪ねてきた学生は、できたばかりのの表紙を見てそう言った。正鵠を射る、とはこのことである。 私は今から約100年前、「近代」とよばれる時代の都市の街路や市場(いちば)の雑踏、田んぼの畦道や大根畑の脇道を歩き、新しく登場した織物工場や寄宿舎にもぐり込み、そこを行き交う人びとの声や足音、工場の喧騒に耳をすませ、絶えず鼻をつくべものや汗や土のにおいをかぎ、時に彼らと寝を共にした。と書くと、大げさに聞こえるかもしれない。また、学術研究をする身としては、あまりにも客観性に欠けると批判されるかもしれない。 しかし、膨大な史料に埋もれながらその解読に没頭する過程で、また、フィールドを歩き、喜怒哀楽に彩られた多くの人の昔語りに耳を傾ける中で、私は「確かに今、100

    mugi-yama
    mugi-yama 2018/08/11
    "「さまざまな人」、かつ彼らのそれぞれが近代という舞台に立つ唯一無二の固有の存在であると言うためには、「々」ではなく、あえて「びと」とする必要があったのである" ふ~ん
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