10月31日、今年のハロウィンは新型コロナ禍で迎えることになった。なかでも注目されたのは、やはり東京・渋谷だ。ストリートで創発的に生じたこのイベントは、近年きわめて荒れていた。逮捕される者も増え、警察は多くの人員を配置した。渋谷区も、以前は着替えスペースなどを作るなど協力的だったが、昨年には「ハロウィン路上飲酒規制条例」を制定した。 そして、今年──。そこには、狂騒がほぼ収まった渋谷の姿があった。 ふだんの週末程度の人出 渋谷の人出は、新型コロナ以前の週末と変わらない程度だった。センター街では部分的に撮影でひとが集合していたところもあったが、歩く際にはひととの距離をそれなりに保つことができた。2015年から昨年までのように、歩くことがままならない密集状況ではない。 十分に歩くことができる程度の人出だった(筆者撮影)。 それ以上に昨年までと異なるのは、そもそも仮装しているひとが大幅に減ったこ
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