2011年3月30日のブックマーク (3件)

  • 急性と、慢性と - 柳田威生blog

    妄想と幻覚の違いということに興味があって、図書館にあるわりと専門的なを借り出して眺めている。妄想するということがどういうことかは、経験的にわかるような気がするけれど、私には幻覚体験がないし、を書いている専門家たちもそうである様子である。 もちろん入眠時幻覚なら身に覚えがあるが、幽霊的なものがすこし離れたところにじっとしていてこちらを窺っている類の幻覚というのは、ない。ここまで行けば、精神分裂病(旧称)の領域であるようだ。 こういう患者は、幻覚と恐怖感がセットになっているものだが、薬によって恐怖感だけは解消できるものなのらしい(小木貞孝「他律幻覚と無律幻覚 薬物療法を通じてみた分裂病性幻覚」『幻覚の基礎と臨床』(医学書院))。あるいは精神病院の入院が長くなって、病気が慢性化した患者からも恐怖感が消失したように観察されることもあるらしい。 私は視覚的な人間なので、幽霊をどうやって表象化する

    急性と、慢性と - 柳田威生blog
    muimimuimi
    muimimuimi 2011/03/30
    「入眠時幻覚」。
  • 不思議なひとびとと思想的な「しっぽ」 - 柳田威生blog

    『真実主義 明解サイキック讀II』というを買ったのだが、1996年5刷なのにけっこう美である。付録が虚構のスポーツ新聞で、「北野誠、芸能界から追放か?」という見出しで、なんだか感慨深い。もちろん「放」と「か」のあいだで折られているのである。 「真実主義」というのは、「まことしゅぎ」と読むらしい。 なぜこのを買ったのかというと、安かったからというのが大きいが、竹内義和に興味があったからでもある。このには『パーフェクト・ブルー』の原型とおぼしき小説「涙、あふれて……」が収録されている。 私にとって不思議な人々というのは、竹内や堀井憲一郎などの各氏である。いとうせいこうとか、宮台真司とか、岡田斗司夫、坪内祐三などの人々は、おおざっぱにいえばみんな同じようなところにいて、しかしあまり重ならないジャンルからそれぞれ選んでみたが、そんなに「不思議」な感じはしない。たしか堀井氏は私が子供のころ

    不思議なひとびとと思想的な「しっぽ」 - 柳田威生blog
  • テレビの時代の演芸 - 柳田威生blog

    http://twitter.com/ga_n_ma/status/52305633793425409 小谷野さんとのやりとりがあったこの人のつぶやきはちょっと興味ぶかい。テレビ時代の地方の演芸ということについて、考えてしまう。 私が小学生の頃、地元の地域センターに笑点メンバーを含む芸人たちが来たことがあって、もちろん自治体が呼んだのだが、彼らが、気の落語をやらないということのニュアンスはわかるつもりである。 とはいえ、芸人たちに怒る気持ちというのは、すくなくとも私はそんなにわかないのである。学校の催しとして教師に引率されて行ったのか、市の主催する興行として割安だったから家族で行ったのか、記憶が定かではないが、ようするにテレビで見ていた人たちを生で見ましょうという、そういうことに力点が置かれていたイベントであったことは子供心にあきらかなようであった。 そういう場で、芸人たちが客を舐めるよ

    テレビの時代の演芸 - 柳田威生blog