2012年4月28日のブックマーク (3件)

  • 言葉はわからなくて当然、という考え方 - 柳田威生blog

    万葉集をはじめから順に読むと雑歌などあって、しかも短歌ではなく長歌や旋頭歌などの長いものは、こちらがそもそも古典の教養を欠き、さらには古語辞典も碌に引かずに読んでいるからというのもあるが、これらがよくわからない。「そのこころは」と言うときの心、つまり意図がよくわからない。 原文をにらんでいて、ふと気付いて、はっとしたのだが、これは話が逆で、わからないのが当たり前だったのだと思うことで、腑に落ちた。偉い人が、言葉を選んで表象することそのものが歌の眼目なのである。解釈は追ってゆっくりすればいい。 私は現代人なので、枕詞とか掛詞とか、古代人のくだらない風習だくらいに、つい考えてしまう。しかし、なにごとにもルールはあるものである。

    言葉はわからなくて当然、という考え方 - 柳田威生blog
  • ユング - 柳田威生blog

    心は意識よりも広くて、意識では捉えられない心の部分が、無意識から夢や象徴のかたちをとって表れてくる、というのは、まあ、わかる。 ようするに、そういう不可知部分を形式化すると、言説は一挙にあやしくなる、ということなのだろうな。私はフロイトの自我構造論も、あまり信用してはいない。 個性化や錬金術など、ユングの言うことでもとくに眉唾におもわれる話題を、しかし、とりあえず読んでおくことはしておこうと思ったのである。 ユングは1961年に死んでいて、映画の残酷表現が急激な発達をむかえる直前に亡くなったとも言える。彼が『椿三十郎』や『ワイルドバンチ』、『ナイト・オブ・リビングデッド』、あるいはぐっと時代が下って『ブレインデッド』などを見たら、どんな感想をもらすのか、聞いてみたい気がする。 ちょっと面白い気がするのは、私たちが、過激な残酷表現に親しみつつも、80年代だったら宮崎勤の事件、現在だったら東日

    ユング - 柳田威生blog
  • 5月6日 第十四回文学フリマにて『Bootleg Basic』発売! - 映画評同人誌ブートレグ:ブログ

    こんにちは。Bootleg編集長兼デザイナーの侍功夫です。 あれから約1年…… みなさん覚えていますでしょうか? Bootlegという映画同人誌を…… 新しいの作りました。 Bootleg Basic 今回のテーマは「Basic」ベーシック、基礎です。 映画生誕100年を越えて、IMAX、3Dといった新しいフォーマットへ移行している今、改めて基礎教養を身につけてもよかろう。ただ、今からムルナウ、溝口、ルノワールというのも面倒くさい。今の映画を見るためには今の新しい基礎があれば、とりあえず楽しいでしょ? という趣旨です。 目次 特集 シネフィルをめぐるキーワードを語る 映画について私が知っている二、三の事柄 古澤健×真魚八重子 〜インディ・ジョーンズから『宇宙戦争』まで〜 スピルバーグ作品で見る20世紀以降の戦争のすべて 速水健朗 『ドン・キホーテ』の娘たち フィクションのせいでいろいろと

    5月6日 第十四回文学フリマにて『Bootleg Basic』発売! - 映画評同人誌ブートレグ:ブログ
    muimimuimi
    muimimuimi 2012/04/28
    "マトモ亭にしては得るものの多いコラム" うわーっ