22:081id:Arisan氏は「反論・左翼と倫理性」*1において次のように述べている。 要するに、目の前に現実に圧迫や暴力にさらされている人がいたら、たとえ介入の暴力を犯す危険があり、また根本的には自分がなすべきことは他にもあるとはいえ、それと同時に、その人を端的に守ったり救ったり、勇気づけたりする義務が人間にはある、というありきたりなことです。 ここで「ありきたりなこと」と要約されている立場は人間主義の立場と言ってよいだろう。氏の「反論・左翼と倫理性」は一貫してこの人間主義を基調としている。だが日本社会は「人間」によって構成されているわけではない。実際氏も認めるようにこの社会には多数派である日本人が存在する。では氏の言う「人間」と多数派日本人はどのような関係にあるだろうか。文中スラッシュは引用者(以下同様)。 すると、最も重要なこと、そして最終的にはそれだけが重要だといえることは、
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