今年から、お手伝いをさせていただいている「パレスチナの平和を考える会」の定期刊行誌『ミフターフ』(Vol.24)がでました。そこに、今回2本原稿を書かせていただいたので、こちらに転載しておきます。できれば、定期購読してくださいね。 「沈黙を破る」(土井敏邦監督) 映画「沈黙を破る」は、イスラエルの元将兵だった青年たちが、自分たちが占領地で行なったことを告白し、また今現在も、占領地で現実に行なわれていることを、イスラエル社会に告発する姿を描いたドキュメンタリーです。映画では、数人の元イスラエル将兵たちが登場し、自らが犯した罪や、その罪を犯すに至る内面の変化、そして、罪を自覚し、どのようにして破壊された人間性を取り戻していくかの、真摯な問いと語りが描かれています。 元イスラエル将兵たちが、占領地での加害行為を告白する「沈黙を破る」という運動は、イスラエル社会にとって、とても大切なことだと思