朝日新聞阪神支局襲撃事件など警察庁指定116号事件を巡り、「実行犯」を名乗る島村征憲氏の手記を連載した週刊新潮の編集部は7日、島村氏が自分の手記について「否定するかのような不可解な発言をしている」とのコメントを発表した。 一連の連載が事実上、誤報だったことを認める内容で、朝日新聞が、島村氏の主張について「客観的な事実と明らかに異なる」などと指摘する中、どこまで裏付け取材をしたのか、発行元の新潮社の責任も問われることになりそうだ。 週刊新潮編集部は7日夕に公表したコメントの中で、「島村氏本人が自らの手記を否定するかのような不可解な発言をしていることが明らかになりました」とした上、手記を掲載するに至った経緯については、最も早い地域で今月16日に発売される同誌上で説明するとした。同編集部は、島村氏が手記のどの点を否定しているかについては、「コメント以上のことは話せない」としている。 手記は、1月