「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」 こんなことが許されてよいのでしょうか?! みなさんご存知の通り、ソウルの日本大使館前では、1992年1月より、毎週水曜日正午から1時まで、日本軍「慰安婦」被害女性のハルモニたちが、支援者の皆さんとともに、問題の解決を求めて集会(水曜デモ)を開いておられます。 9月30日、第885回目の水曜デモのあと、その事件は起きました。 10月8日の鳩山首相訪韓の折、短時間でもいいから鳩山首相と面会したいとハルモニたちは切望していました。「生きているうちに謝罪を、問題解決を」と願うハルモニたちにとって、新しい政権に対する期待は高まり、そのことをたとえ1分でもいいから直接首相に会って訴えたいと思うのは当然のことです。そこでハルモニたちは面談要請文を作り、水曜デモの後日本大使館に届けに行ったのです。 と
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」 一昨日、吹田事件研究会主催「東アジアの民衆和解を求めて」という集会で、広島平和研究所所長の浅井基文さんの講演を聴く。 浅井基文さんは外務省出身とあって、外交に関してリアルに頷けるお話が多かった。 「他者感覚を働かせて情勢を判断することが重要」と、外交実務経験からその重要性を何度も説いていた。 他者感覚とは、丸山真男の言葉だそうだが、この場合は「自分が金正日になりきって思考する」ということ。「自分が金正日だったら」ではなく「金正日になりきってしまうこと」なのだそうだ。その人の思考様式、何が重要なファクターかを考察し、判断すること。それがなければ外交交渉はうまくいかないのだそうだ。 その喩えがとてもうまかった。 今の共和国は、巨象(米)・ライオン(日)・虎(韓)に囲まれたハリネズミのような
「6.15共同宣言、10.4宣言固守・実践海外同胞大会」が16日、東京都千代田区の日本教育会館で行われた。米国、欧州、カナダ、独立国家共同体(CIS)をはじめとする6.15共同宣言実践海外側委員会の各地域委員会代表29人と各階層の在日同胞ら1200人あまりが参加した。海外の統一運動団体の代表と活動家らが東京で一堂に会するのは1994年の汎民族大会以来、15年ぶり。 各地域の代表など1200人参加統一への願いを込め 朝鮮半島情勢で新たな局面が開かれる中で開催された今回の大会は、祖国統一運動の一翼を担う海外同胞の6.15、10.4両宣言履行の意志を内外に広く知らしめる場となった。 大会では、今年6月から日本および海外の各地域で進められてきた「統一旗連署運動」の成果が報告された。世界各地の海外同胞の名前と統一への願いを込めたメッセージが書き込まれた615枚の旗が大会の開催に合わせて集めら
今年の9月下旬、ロシアの国立サハリン大学と日本の大学との「サハリン・樺太史研究会09年度合同調査団」に加わり、サハリン州(旧樺太)に行って8日間滞在した。 サハリンと北海道の宗谷岬との距離はわずか40キロ余りと近く、南北に900キロと細長い島の面積は北海道に匹敵する。サハリンにはもともと少数民族が住んでいたが、18世紀になると日本とロシアが勢力を伸ばし、日露戦争の結果、1905年以降は北緯50度以南は日本領、以北はロシア領となった。日本領は台湾よりやや広いが、領有後は林業、漁業、炭鉱、パルプ工業などの開発が進められ、本土から多くの日本人労働者が渡り、敗戦時で約35万〜40万人に達した。 また、サハリンでは早い時期から朝鮮人が働いていたが、第2次大戦中には日本人男性の労働力不足を補うため、強制連行された朝鮮人が渡った。敗戦時でその数は約4万3千人といわれているが、資料によっては6万人とい
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