「朝鮮人の誇り強く持って」 【平壌発=李泰鎬記者】旧正月(14日)に行われる「学生少年たちの迎春公演」に出演予定の在日朝鮮学生少年芸術団を今年も迎え入れた平壌ホテルは、生徒たちが練習に専念できるよう環境整備に努めている。最近、朝鮮国内でも京都朝鮮第1初級学校が右翼団体の暴力の標的とされた事件のニュースが伝わっている。ホテルの従業員たちも「日本で辛い目に遭っている子どもたちの心を少しでも癒してあげたい」「家族と離れて生活する子どもたちが寂しい思いをしないよう、肉親のような愛情をもって尽くしたい」と語る。 細部にまで配慮 「学生少年たちの迎春公演」は今回で60回目を迎えた。飛行機で訪問した同芸術団としては過去最多の110人(初5〜中2、引率教員5人)という大所帯だ。「小さな貴ひん」を迎えたホテル側の力の入れように、他の宿泊客も「何事か」と驚いている。 新年に入り、ホテル各階の管理員たちは、客