北海道函館市にある研究室で粘菌の入った培養皿を持つ、はこだて未来大学(Future University Hakodate)の中垣俊之(Toshiyuki Nakagaki)教授(2011年3月10日撮影)。(c)AFP/SHINGO ITO 【1月3日 AFP】脳を持たない原生生物なのに迷路の中を進むことができる「粘菌」が、理想の交通ネットワークを設計考案する上で役立つかもしれない。落ち葉に生息する単細胞生物にしては「上出来」だ。 アメーバー様で黄色い粘菌は、地球上に数千年前から存在していたが、粘菌たちの生活はハイテクとはほど遠いものだった。だが、科学者たちは、複雑な問題を解決することのできるバイオコンピューターを設計する上で、この粘菌の生態が鍵になるかもしれないと語っている。 ■粘菌研究でイグ・ノーベル賞 はこだて未来大学(Future University Hakodate)の中垣俊
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