Market Hackの管理編集を担当してくれている永田さんから「どうやら日本のゴールドマン・サックスに労働組合が出来たようです」と聞いたときは一瞬(ネタか?)と自分の耳を疑いました。 もちろん労働者の権利は守られなければいけませんし、日本の法律では労働組合は任意に結成できます。 だからゴールドマン・サックスの従業員が労組を始めたとしてもそれ自体は咎められるべき問題ではありません。 でもゴールドマンに労組が出来るということは実力主義で鳴り響く同社の歴史や誇りに対する冒涜だと思うのです。 労組に加入している本人たちは自分達が今、まさに黄金の敷き詰められた舗道の上に立っていることにすらぜんぜん気が付いていないのでしょう。 手のひらで「さっさっ」と砂埃をどけてやるだけでゴールドの艶々とした輝きが自分のものになることをこの人たちは全然気付いていないのだなと思うとなんだか哀しい気持ちになります。 別