プロ野球界では大谷翔平(日本ハム)、森友哉(西武)、山田哲人(ヤクルト)など若手の台頭が目立っている。その一方で、00年代に活躍したベテラン選手たちが、一軍で活躍の場を失い二軍暮らしから抜け出せない大物選手が増えている。 平成唯一の三冠王・松中信彦(ソフトバンク)は、今季ここまで一軍での出場なし。今年の12月で42歳を迎える大ベテランは、二軍が主戦場となっている。若手に混じって汗を流す松中は二軍で、ここまで46試合に出場して、打率.303、6本塁打22打点の成績を残す。10日に行われた中日との二軍戦では、代打で途中出場し、2打席目にライトへソロ本塁打を放つなど昇格に向け、アピールを続ける。 06年から9年連続で規定投球回登板を継続中の内海哲也(巨人)も、二軍で調整中。昨季まで先発ローテーションの一角を担っていたが、今季は開幕前に左前腕部の炎症のため出遅れる。6月5日のソフトバンク戦で一