自治体の業務効率化を実現するノウハウが一冊のハンドブックに――。東京都江戸川区とマイクロソフトによる「事務加速プロジェクト」の取り組み内容が、『自治体業務改善ハンドブック』にまとめられた。PCを活用して各種業務の非効率性を改善するイメージを紹介したもので、他の自治体からの要望に応えて、自治体や外郭団体などの職員を対象に配布される。同区では本プロジェクトを通じて一部の業務では年間作業時間の約40%を削減できる見通しという。 江戸川区では、新たな情報システム基盤の導入にともない事務加速プロジェクトに取り組んでいる。ワークフローの見直しや職員のPCスキル向上を通じて、自治体業務のスピーディな遂行を図るもので、マイクロソフトが同プロジェクトの運営や技術情報の提供を行なっている。同社がテストケースとして「定型的な情報を定期的に各部門から広く集める業務」におけるPC活用の効果を測定したところ、年間作業