離職率が高い企業というものはあるが、そうした企業にも「古参社員」は存在する。激務の一方で給与水準が低い、いわゆる「ブラック企業」と言われる企業でもそれは同様だ。そうした社員たちは、日々、心身が疲弊するような生活をずっと続けているかと思いきや、案外、会社生活に満足しているというケースも多いという。どういうことなのか。これまで多くの会社の人たちと仕事をしてきたネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、「離職率が高い会社で働き続ける人たち」の本音をリポートする。 * * * 具体的企業名を特定するのは避けますが、私のような編集・ライター業をしていると様々な会社と取引することになります。出版社やIT企業をはじめ、広告会社やPR会社など様々ですが、とにかくこれらの業種の人たちは、他の業種と比べてバンバン辞めていく印象です。これらの業務で培った能力が同業種でも他業種でも通用する、というのはあるのかもしれま
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