43歳で、私は「ディスレクシア」だったと知りました。 この本は、「読み書きができない」私が、 妻の助けをかりながら、一生懸命書いたものです。 [第1部]では、 自分の人生のあゆみを書きました。 読み書きができないために、学校でどんなつらい思いをしたか。 16歳で家と学校を飛び出し、どんな波瀾の人生をやってきたか。 [第2部]では、 読み書きのいろいろな工夫を書きました。 オレなりの読み書きを、どうやって手に入れていったか。 オレなりの勉強のしかたで、どうやって試験に合格したか。 学校時代も、大人になってからも、 「読めなくても、書けなくても、勉強したい」 その願いをずっと持ってきました。 みなさんにわかっていただければ、うれしいです 井上 智(いのうえ さとる) ディスレクシアの成人当事者。 43歳のとき、ディスレクシアだったことを知り、 長年の謎の答えが見つかる。 小中学校は、読み書きの