政府の地震調査委員会は13日、1月1日に起きた能登半島地震について半島沖の4つの海底活断層が動いた可能性が高いとの新たな見解を示した。産業技術総合研究所(産総研)の調査で最大4メートルの海底隆起が観測されたことから活断層の動きが分かったという。調査委は半島周辺で今後も強い揺れや津波を伴う地震が起きる可能性があり、注意が必要としている。 地震調査委によると、能登半島の西方沖から北方沖、北東沖にかけて主に北東-南西方向に延びる複数の南東傾斜の逆断層が活断層として確認されている。地震後の調査からこれまで海底活断層のうち半島北東側の活断層区域「珠洲沖セグメント」と北西側の「猿山沖セグメント」と呼ばれる2区域がずれ動いた可能性が高いとされていた。 13日に開かれた会合の主要議題は「4月の地震活動の評価」だったが、能登半島地震について産総研が4月に行った「高分解能反射探査」「海底地形調査」のデータを2
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