三大貴石の一つエメラルド。天然と全く同じように作られた再結晶エメラルドの方が、美しいものが多いのをご存じでしょうか?天然と再結晶を巡り、エメラルドほど人々を振り回してきた宝石はないのかもしれません。 古来より親しまれてきたエメラルド エメラルドは、ベリルという柱状に結晶する鉱石の緑色のものを指します。水色がアクアマリンですが、ベリルの日本語名は「緑柱石」というように、ベリルの代表として古来からエメラルドが愛されていたことがわかります。 美しさは罪?~エメラルド狂想曲~ エメラルドが人工的に作り出されるまでには、紆余曲折がありました。 人工エメラルドができるまで イミテーションではなく、天然エメラルドと全く同じ成分のものを人工的に作りだすのは、困難を極めました。それまでに発明された再結晶方法で作ると、ただのガラスになってしまうからです。 第二次世界大戦後、アメリカの化学者が天然と同じ成分のエ
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