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2011年4月14日のブックマーク (2件)

  • 金出武雄の「問題解決の7か条」|第7回 素人発想・玄人実行

    私はつねづね「素人発想・玄人実行」と言ってきた。 素人のように発想して、玄人として実行するということだが、これは、玄人つまり専門家に対する警告なのだ。と同時に私自身への自戒でもある。 研究開発にとって発想は、単純、率直、自由、簡単でなければならない。そんな、発想を邪魔するものは何か。それはなまじっかな知識---知っていると思う心---である。 知識があると、「それは難しい」「そんな風には考えないものだ」などという。 私などのように大学教授とよばれる職業の人間はつい「その考えはね、何年に誰それがやろうとしてできなかったんだ」などと知識を披瀝したくなる。 実際、専門家とは「こういう場合には、こうすべきだ」「この場合は、こうしてはならない」というパターンを習得した人である。逆に言えば、その型に呪縛されることになる。飛躍した発想が生まれない危険性がある。 既存の方法でうまくいったという経験と知識が

  • 実用化した「3次元免震システム」:日経ビジネスオンライン

    2011年2月、世界で初めて、横揺れだけでなく、縦揺れの地震にも対応する「3次元免震装置システム」を搭載した共同住宅「知粋館」が東京都杉並区阿佐ヶ谷に完成した。設計、開発に当たったのは、構造計画研究所、藤田隆史東京大学名誉教授、清水建設、カヤバシステムマシナリーによる産学連携のプロジェクトチームだ。 奇しくも竣工間もない3月11日に発生した東日大震災では、3次元免震装置システムによって、横揺れ、縦揺れともに2分の1以下に軽減されていたことが、データで実証された。 三陸沖を震源地とする東日大震災は、地震の揺れに加え、津波による被害が甚大だった。一方、南関東地方でも、今後30年以内に70%の確率で首都直下型の大地震が起きると予想されており、この地域の住民にとって不安は尽きない。原子力発電所に対する地震対策についても、早急の強化が求められている。 特に直下型の地震に対して力を発揮するとして、

    実用化した「3次元免震システム」:日経ビジネスオンライン