本業が惨憺たる結果だった。7月4日にイオン <8267> が発表した第1四半期(3月〜5月)決算は、本業のGMS(総合スーパー)事業、SM(食品スーパー)事業が、ともに営業赤字に沈んだ。GMSは38億円、SM22億円の営業赤字(前年同期は各35億円、4億円の営業黒字)。GMSは、今期は第1四半期からダイエー <8263> が連結対象になった影響(営業赤字39億円)もあるものの、中核子会社イオンリテールも20億円の営業赤字となっている。 赤字転落の要因は、売上高の伸び悩みと販促費の増加だ。イオンリテールは4月初め、PB(プライベート・ブランド)、NB(ナショナル・ブランド)合計2万品目の価格を据え置き、増税後、実質的な値下げを行い、第1四半期の既存店売上高は前年同期比横ばいを維持した。だが、「当初の計画より下回った」(イオンリテールの梅本和典社長)。客単価は3.5%増となったものの、想定外と
みんなの党は9日の役員会で、国政・地方選での候補者を一定割合で女性とする「クオータ制」を導入する方針を決めた。「25%以上」を目指し、早ければ来春の統一地方選から始める。女性の政治への進出を促し、議会全体の意識改革につなげることも狙う。 東京都議会で「みんなの党 Tokyo」の塩村文夏都議が「早く結婚した方がいい」などのヤジを浴びた問題を受け、同党は党所属の女性議員がいる約20の地方議会でヤジの実態を調べた。水野賢一幹事長は9日の会見で「女性議員へのセクハラや差別的な発言は、女性議員が非常に少ない議会で横行している傾向がある」と分析している。 都議会の女性議員の割合は約2割。国会では1割未満にとどまる。政府は、国政選の候補者の女性の割合を「2020年までに30%」にする目標を決めている。他党では、社民党が党則で「クオータ制の原則」を掲げている。一方、「クオータ制」を導入する国は欧州や韓国な
兵庫県の野々村竜太郎県議(47=無所属)が政務活動費で不自然な支出をしていた問題で、同じ兵庫県の県議10人が11~12年度に政務活動費として切手を大量購入していたことが9日、分かった。無所属の丸尾牧県議(49)が兵庫県庁の会見で明かした。 丸尾氏の“告発”によると、新たな“疑惑議員”は10人で、金額は合計329万5010円。80円切手などを2万枚(144万円相当)購入した県議もおり、野々村氏に議員辞職を迫る声の中心となった県議も約70万円分を購入していた。 丸尾氏は「切手の領収書は不十分な要素が多くて、郵便に使ったという証明にはならない。大量購入は自粛するべき」と主張。購入者の中には、選挙区内の複数の郵便局で切手を10万円ずつ分割購入した議員もいたという。 野々村議員は13年度に切手代として約135回購入し約175万円を支出したことが判明しており、さらなる情報公開が求められる。ただ、野々村
通信教育大手ベネッセホールディングス(岡山市)の顧客情報の大量漏えい問題で、通信教育事業を手掛けるIT事業者「ジャストシステム」(徳島市)が、流出情報を利用していたことが10日、ベネッセ関係者への取材で分かった。名簿業者から購入した可能性がある。 【自身の「処分は考えていない」】原田新社長 経営責任を否定 同社関係係者によると、顧客から問い合わせがあった情報を精査したところ、ダイレクトメールはジャスト社から送られたものだった。マンション名の表記などの情報が、顧客がベネッセに届けた内容と同じだったことから、ジャスト社が流出情報を流用したと判断したという。 ジャストシステムは1979年創立のソフトウエア会社。文字変換や辞書の技術を開発し、ワープロやパソコンに文字を入力するソフト「ATOK(エイトック)」や「一太郎」などを生み出した。2012年からは小学生向け通信教育「スマイルゼミ」を提供し
ソウル中心部の大通り「世宗大路」を真っ赤に埋めた約四万人のサポーターたちが、静まり返った。サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会一次リーグ、韓国対アルジェリア戦が大型モニターで生中継された六月二十三日早朝。2-4の惨敗に前夜から詰め掛けた「赤い悪魔」と呼ばれる熱狂的なサポーターも言葉を失っていた。 意外な光景を目にしたのは、試合終了後だった。気性が荒いと聞く韓国サポーターたちが、ごみ袋を手に会場に散乱する空き缶や紙くずを片付け始めたのだ。ごみ袋を配る主催者側の指示に従い、協力して拾い集めていく。W杯初戦で敗れた後に観客席のごみを拾い集め、世界のメディアに称賛された日本のサポーターのことが脳裏に浮かんだ。 「日本のまねだろう」との予想は裏切られた。応援団の関係者は「過去のW杯からごみ拾いを続けている。自分がいた場所をきれいにするのは当然のこと」と説明した。日韓両チームが一勝もできずに一
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く