弁護士との相談 2回目の訴訟に際しても、新会社としては、絶対に負けられないし最後まで闘い抜く必要があった。 われわれは、買収時に純資産以上の金額で新会社を買収したのであり、旧会社の債務を負うのであればその分ディスカウントした価額で買収していただろう。我々が支払った買収金額を、正当に債権者間で分けて頂きたい、という想いだった。 絶対勝つため、親会社のI社長と相談して、新たに実績にある弁護士さんに話をして、請け負ってもらうことにした。 裁判を行ううえで、代表取締役社長であった私は被告人当たるので、私自身も法律を理解する必要があったし、我々の法律的根拠をサポートするfactを揃えるのも私の役目だった。 裁判は、事象に対して、拠り所となる法律的根拠を選び、その根拠をfact(契約書など)でサポートする、というロジカルな組み立てが要求される。ある種、戦略コンサルの仕事に似ている部分が多いなとも感じた