大村市の福祉施設で、入所していた障害のある30代の女性に性的暴行をした罪に問われているこの施設の66歳の元非常勤職員の裁判が始まり、弁護側は無罪を主張しました。 大村市にある福祉施設の元非常勤職員で、諫早市多良見町の久保正行被告(66)は、去年11月とことし1月、当時勤めていた大村市にある福祉施設で、障害のある30代の女性の入所者に、性的暴行をした罪に問われています。 10日長崎地方裁判所で裁判が始まり、検察側は冒頭陳述で、女性には知的障害と自閉症があり、性的な行為について理解し判断する能力がない中で被告が行為に及んだと主張しました。 これに対して弁護側は、女性は性的な行為について判断する能力を失っていたとは言えないなどとして、無罪を主張しました。 次回の裁判は、来月3日に行われる予定です。