町にはいろいろなお店がありますが、流行っているお店は商品を売るのではなく、商品以外のもの、例えば情報を売っているところが多いというお話をしました。 商売人というのは、先代、先々代からそういう心得を受け継いできて、自分の代になってさらに磨きをかけている。 そういう人たちが経営しているお店は、だいたいどこも流行っていますが、ただ単に商品を並べて売っているお店は、価格やお店の立地や営業時間という利便性で勝負しなければならなくなりますから、大量仕入れができて便利なところにある大型店やコンビニに軍配が上がるようになるのです。 さて、鉄道会社を見てみるとどうでしょうか。 鉄道会社は、特に国鉄時代は、「国民を輸送する義務」を職務としていましたから、国鉄職員は大きな赤字を抱えているにもかかわらず、「国民から儲けてはいけないんだ。」と口をそろえて言っていました。 もう30年以上前になりますが、国鉄