北海道のJR函館線の大沼公園―七飯間は21日午後5時30分頃、事故から2日ぶりに復旧したが、函館駅ではJRからの説明が二転三転し、振り回された利用客らが不満をあらわにした。 函館駅では21日朝から、札幌方面への列車に乗り継ぐための代行バスに乗ろうと、観光客ら約300人が行列を作った。幼い子供を抱いた家族連れや車いすの高齢者らもおり、一様に険しい表情を浮かべていた。中高年の男性客数人が駅員に「いったい、どうなっているんだ」と詰め寄る場面もあった。 午前11時頃には、函館駅の駅員が、午後3時過ぎに札幌行きの特急が運行するとアナウンス。乗客の間には安堵(あんど)感が広がった。 しかし、列車に乗ろうと乗客らが集まった午後3時頃、一転して運休が決定。同5時過ぎの特急も運休が決まった。観光旅行の途中というアルバイト(45)は「予定がころころ変わり、JRはあてにならない。予定を切り上げて、もう帰る」と怒