ホストにはまった娘に苦悩する母「どうしてこうなってしまったのか…」 深層 歌舞伎町
多額の売掛金、風俗落ち－。ホストにはまってしまった娘に対し、止めることができない母親たちの苦悩は深い。 「ホストが家に取り立てに行くかも」。今夏、都内に住む女性（５０）は、緊迫した声の娘（２０）から電話を受けた。売掛金の返済が滞り、ホストが実家に行くと言っているという。 女性は返済金を用立てたが、店は「本人からだけ」と拒否。娘に店に行かせて「もう別れる」と言わせたものの、再び飲まされ、売り掛けを作らされてしまい、いまだに通い続けているという。 ホストからは風俗店で働くことを打診され、娘は「結婚してあげる」という言葉を真に受け、揺れ動いている。たしなめても、「ネットを見過ぎだよ」と取り合わない。この半年間の支払いは毎月２０万円以上、計２００万円を超える。「なんとか抜け出させたいが…」。女性は嘆息する。 東京近郊に住む別の女子大生（２１）は今年６月、「出稼ぎに行く」と言い残して実家を出て、デリ
体験欠乏症｜shinshinohara
「お金もらうわけにいかないし、晩飯だけ食べさせて」という約束で家庭教師をしていたことがある。指導することになったその子の状況について、家族全員に説明していたところ、その子の妹が不思議そうに「なんで文章みたいに話せるの？」と聞いてきた。 その家族の会話は、ほとんど単語で終わっていた。「ねえ、○○は？」「おい、△△しろ」その場の状況から察することができるから、単語で事足りる生活をしていた。状況から察する能力があるのだから、頭は悪くない。ただし、言葉を鍛えられる環境にはなかった。 もちろん家族の誰も、本を読む習慣がなかった。「文章」と出会うのは、学校の教科書くらい。そんな生活環境の中で、私のように「文章」のように論理を組み立ててしゃべる人と出会って、その妹は驚いたようだ。 そのような生活環境で言葉を鍛えることができるかというと、難しい。言葉を鍛えなければ、学校の勉強についていくのも難しくなる。何
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