タグ

ブックマーク / www.magazine9.jp (4)

  • 声を上げる人を嘲笑する人々〜「ニュース女子」の暴力〜の巻-雨宮処凛がゆく!

    ただただ言葉を失った。 1月2日に放送されたTOKYO MX「ニュース女子」という番組を見ての感想だ。ご存知の通り、この番組では沖縄・高江のヘリパッド建設に反対している人々に対して、悪意剥き出しの言説を垂れ流し続けた。 反対運動をしている人々を「連中」呼ばわりし、「襲撃してくる!」「危ない!」などと、まるで猛獣・珍獣のような扱い。更には反対運動をしている人々は土日休みで平日には「出勤」している、「シルバー部隊」として「逮捕されても生活に影響がない」65歳以上の人々が動員されている、日当を貰っている等々、開いた口が塞がらないようなメチャクチャな言い分が堂々と放映されたのである。 いちいち反論するのもバカらしいが、もちろん、反対運動をしている人に日当など出ているわけはないし、それぞれがそれぞれの思いで、手弁当で参加しているわけである。この「ニュース女子」の報道がいかにいい加減であるかはBuzz

    声を上げる人を嘲笑する人々〜「ニュース女子」の暴力〜の巻-雨宮処凛がゆく!
  • 年末に「越年」現場を巡り、貧困バッシングについて考えた。の巻-雨宮処凛がゆく!

    新年である。と同時に、この連載もなんと記念すべき400回を迎えた! そんな目出たい年明けだが、新年そうそう、風邪をひいて寝込んでいる。結構ハードな風邪だ。おそらく、年末にやたらと外で過ごしていたからだろう。寒さに弱く、普段家で原稿ばかり書いている人間がちょっと外に出るとすぐ風邪をひくというヘタレっぷり。で、なぜ外にいたかというと、この年末も都内を中心として、各地の炊き出しや越年の取り組みに参加してきたのである。 ここでざっと、年末のスケジュールを振り返ろう。 〈12月29日〉「ふとんで年越しプロジェクト」に参加。今年で4回目となるこのプロジェクトは、行政の窓口が閉まる年末年始、ホームレス状態にある人をシェルターに繋げる取り組みだ。クラウドファンディングで寄付を募り、宿泊場所を確保し、役所が開く1月4日以降、必要な支援や福祉、あるいは医療などに繋げる。今回のプロジェクトではこの取り組みに繋が

    年末に「越年」現場を巡り、貧困バッシングについて考えた。の巻-雨宮処凛がゆく!
  • 『助けてと言えない』。の巻 雨宮処凛がゆく!│第167回│マガジン9

    第167回 『助けてと言えない』。の巻 最近、深く考えさせられるを読み、とても一人では抱えきれないのでみんなにも共有、というか無理矢理感染させたいと思う。 そのとは『助けてと言えない いま30代に何が』(文藝春秋 NHKクローズアップ現代取材班)。この連載の132回でも触れたNHKの同名の番組が書籍化されたものだ。 09年4月、北九州市で39歳の男性が孤独死(死因は餓死とみられている)しているのが発見されたことから取材が始まったこの番組の第一回を私は見ていない。こので詳細を初めて知ったのだが、男性の経歴は、現在の30代にとってまったく珍しいものではなかったことに改めて衝撃を受けた。 ざっくり振り返ると、69年生まれの男性は20歳で専門学校を卒業した90年に金融関係の会社に正社員として入社。時代はまだバブルだ。が、過酷な勤務から体調を崩し、退職。しかし、その頃は既にバブルがはじけたあと

  • なぜ僕らは『ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会』を立ち上げたのか?

    書店に行くといつの頃からか目につくようになった、いわゆる「嫌韓嫌中」。電車に乗れば中吊りにも、駅売店のビラにも「嫌韓嫌中」を煽る雑誌や夕刊紙の広告が並びます。路上ではヘイトスピーチ(差別煽動表現)が横行し、排外主義が私たちを覆い始めていることを感じずにはいられません。こうした風潮に、出版業界内から「NOヘイト!」の声を上げはじめたのが「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」です。設立された経緯や行ってきた活動、またこれからの展望について、メンバー3人にお話を伺いました。 写真右から:岩下結(いわした・ゆう)1979年生まれ。社会科学系出版社勤務。真鍋かおる(まなべ・かおる)1964年生まれ。人文系出版社勤務。森幸子(もり・さちこ)1976年生まれ。小規模総合出版社勤務。 会の立ち上げを フェイスブックで呼びかけたわけ ――まず「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者

    なぜ僕らは『ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会』を立ち上げたのか?
  • 1