記者の質問を聞く岸田文雄首相(左)。右は荒井勝喜首相秘書官=首相官邸で2023年2月3日午後6時15分、竹内幹撮影 荒井勝喜首相秘書官の性的少数者や同性婚に関する差別発言を受けて、野党は一斉に非難し、与党からも「更迭はやむなし」との声が上がった。2023年度当初予算案の審議など週明けからの国会日程にも影響が出る可能性がある。 立憲民主党の泉健太代表は4日朝、「ひどい発言だ。当然更迭すべきだ。首相官邸内の人権感覚も問われる」とツイートした。その後、徳島市内で記者団に「岸田文雄首相の(同性婚や夫婦別姓を巡る)かたくなな姿勢の裏にはこの秘書官の存在があったのではと思う。改めて首相の説明を求めたい」と述べた。 日本維新の会の音喜多駿政調会長は「内心の思想信条は自由でも、それを発信することには重い責任が伴う」、共産党の山添拓参院議員は「これが岸田政権の認識と言われても仕方ないのでは。個人の尊厳を、あ