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ブックマーク / charis.hatenadiary.com (2)

  • 土井隆義『個性を煽られる子どもたち』 - charisの美学日誌

    [読書]土井隆義 『個性を煽られる子どもたち』 (2004年9月刊、岩波ブックレット) (挿絵は、ラ・トゥールの「マグダラのマリア」。じっと自分を見詰めて「私探し」をしているのだろうか?) [8月末に父を亡くし、少し身辺が忙しかったので更新が遅れました。] 新刊ではないが、優れたなのでコメント。著者は、’60年生まれの社会学者で、筑波大学教授。最近の子供から若者にかけての、「自分らしさ」の意識とコミュニケーション問題を分析。70頁のブックレットだが、中身は濃い。ポイントをノートすると、以下のようになる。 「現代の子供たちは、大人も驚くほどの高感度な対人アンテナをつねに張り巡らしており・・・、フィーリングの合う相手とだけ親密な関係を築こうとしている」(p61)。この「親密圏」における人間関係を大切にし、その維持に大きなエネルギーを傾けるので(たとえば、いつもケータイメールで繋がっていないと

    土井隆義『個性を煽られる子どもたち』 - charisの美学日誌
  • 上野修『スピノザ』 - charisの美学日誌

    [読書] 上野修『スピノザ −「無神論者」は宗教を肯定できるか』(NHK出版、06年7月) (写真は、スピノザ像) (実家の父を介護していた母が倒れて入院したので、少々ブログの更新が遅れています。) 「シリーズ・哲学のエッセンス」の『スピノザ』が刊行された。焦点を『神学・政治論』に絞った興味深いである。『神学・政治論』は、『聖書』を丁寧に分析したで、ある意味では『エチカ』以上に面白いともいえる。私は大学院生時代に、あの少し大きな古い活字の岩波文庫で読んだときの感激を忘れられない。『聖書』を、「聖なる文書」としてではなく、きわめて冷静に一つのテクストとして分析し、各文書の成立の前後関係や、個性豊かな預言者たちのキャラを縦横無人に論じるスピノザの醒めた眼差しに感心した。 『神学・政治論』は、1670年に刊行されると、ユダヤ教、キリスト教などの宗教保守派はもとより、もっともリベラルであった

    上野修『スピノザ』 - charisの美学日誌
    mushimori
    mushimori 2006/08/08
    「あなたの神である主を愛せよ」を忘れてるよ。隣人愛のほかにもう一個あるでしょが。
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