昨年、ジョロウグモの一生を1年間観察し、巣と糸について研究した。風で移動し巣を張ること、太陽光で糸を強くしていることなど、自然を上手に使って生きていることに驚いた。その後も登下校時に注意して見ると、周囲のクモのほとんどがジョロウグモだ。「なぜこんなに多いのか」と不思議に思い、研究することにした。 観察記録(2013年10月~2014年8月) 10月28日夕方:母グモが門わきのポスト裏に産卵しているのを発見。〝卵のう〟を保護する糸(子グモのエサになる)を出していた。糸がけは深夜1時ごろまで続いた。 10月30日:母グモがいなくなった。 11月14日朝:玄関軒下で母グモが死んでいた。 2014年4月23日:卵のうが少し大きくなり、白っぽかった色がピンク色に変わった。 4月30日:卵のうがまた少し大きくなり、ひびも入っている。もうすぐ子グモたちが出てくるのか。 5月3日:ポストの中が子グモだらけ