ブックマーク / pto6.hatenablog.com (26)

  • ザ・スコット・フィッツジェラルド ・ブック - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』読了。 村上春樹の著訳作品だ。彼に最も影響を与えた作家フィッツジェラルドについて書かれたエッセイが8篇と、村上訳による短篇とエッセイが3篇が収録されている。 このを読んですっかりフィッツジェラルドという存在に魅了されてしまった。というか、このようなを手に取った時点で、もはや虜になりかけていたのだけれど。 彼の波瀾万丈な人生、その中で精神を削りながらに残した珠玉の作品たち。伝説を纏ったそれらに触れるたび、私の心は惑わされ、抗いがたく惹きつけられてしまう。 彼はとにかく『美』を追い求めた人だ。にも人生にも文章においても。その点、日でいう三島由紀夫と同じ匂いを感じた。とにかく旧来の意味での『拘り』が強すぎて、自身の精神にも支障を来している印象を受ける。 でも、その危なげな人物像も魅力のひとつだ。それが文章にも表れている。繊細でいて美しい。ひとつ

    ザ・スコット・フィッツジェラルド ・ブック - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
  • 不要不急 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    まずがいて、娘がいる。そこに皆が不自由なく暮らせる為の仕事があり、を読み、文章を書く時間がある。 極端なことを言えば、私の人生はそれだけで成立する。つまりはほぼ家の中だけで、賄うことが可能なのだ。 しかしそんなインドア派な私でさえ、休みの日に外に出かけるのは楽しい。それらは『不要不急』な外出だ。何か要があるわけでもないし、何かに急かされてもいない。だからこそ、そのような外出は楽しいのである。 『不要不急』な外出じゃないのなら、疲れるし、つまらないので、家の中で過ごしていたほうがマシなのだ。 それが現在の状況の辛いところだ。休日における最高のリフレッシュ方法である『不要不急』な外出を、自粛しなければならないのだから。でも感染するのは怖いし、感染させても大変だから、要請には従い、家で過ごす。 今週末はどこに行こうか?金曜の夜にと話していた頃が懐かしい。私はどちらかと言うと、外出をする土曜

    不要不急 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/29
    今は我慢の時なのかもしれないですね。。評論家の方々、世界各国の方々も、戦後最大の危機って表現していましたね・・自分が生きている間にこんな事が起きるとは思っていませんでした。何が起こるかわからないですね
  • 緑地公園でピクニック - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    我々は花畑の前にテントを張った。 太陽の日差しは強く、風には草木の溌剌とした匂いが含まれていた。テントの四隅をペグで止め、中に厚めのシートを敷いた。荷物を置き、上着を脱ぐと、娘が勢いよく駆けていった。私も少し遅れてそれを追いかける。 久しぶりの外出だった。コロナを気にするとどこに行くにも行きづらいが、風通しの良い公園ならいいだろうと、近くの緑地公園にピクニックに訪れていた。おそらく同じ考えなのだろう。見渡す限りたくさんの人達が芝生の上にシートを敷いていた。 娘に追いつき手を繋ぐと、正面から娘の名前を呼ぶ声がした。大人2人と子供2人の家族だった。顔に見覚えがある。娘と同じ幼稚園に通うお友達の家族であった。 子ども達はすぐにはしゃぎだす。私も面識があったので挨拶を交わし、すぐにも知らせに行った。当初の予定では、テントの周りでばあばと娘に遊んでもらうつもりだったのだが、お友達と遭遇したことで変

    緑地公園でピクニック - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/22
    公園にテントでお弁当、至福の時間ですよね!たしかに眠たくなりそうですね(^^;
  • 『100日後に死ぬワニ』を見届けて - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    中盤までは、正直のところ惰性で見ていた。 しかし死までのカウントダウンが10日を切ったあたりから、結末が気になって仕方なかった。最後の日を迎える朝方には、夢にまでワニの絵が出てきたほどだった。 最終回を見て、じんわりとした感動に包まれた。じっくりと100日かけた“振り”が効いている分、ただ最小限を描くだけで、読み手には何が起こったのかが伝わる仕組みになっていた。死の場面なのに、美しさすら感じた。 最後を見届けた後、娘とシャワーを浴びながら、誰の死に当てはめたとしても、100日前からの日常を切り取って描けば、あのワニと同じくらいドラマチックに描けるのではないか。そんなことを、ぼんやり考えていた。 でもすぐに気がつく。突然死でない場合はその限りではないことに。例えば、長い入院生活の後に亡くなる人。 私の兄もそうであった。29歳のとき突発性のリンパ腫になり、約5ヶ月の闘病生活の後、病院のベッドの

    『100日後に死ぬワニ』を見届けて - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/21
    今日を精一杯生きる事が大事だと、思うようになりましたね。全く考えないわけではないですが、あまり未来のことを考えすぎても、どうしようもないです。どうなるかはわからないですよね。今日を精一杯!!
  • 別れの季節 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    3月は別れの季節だ。 昨日も2人の同期から退職の知らせを受けた。昨日が最終出社日で、月末までは年休消化をするとのことだ。 そのうち1人は、前々から転職の噂を聞いていたので今さら驚かなかったが、もう1人の方はとても驚いた。思わず電話をし、最後に少しだけ話をすることができた。 退職の理由を聞くと、どうやらこちらも転職をするかららしい。少し心配だったのでホッとした。野心があるタイプには見えなかったので意外だったのだが、転職先を聞くと、明らかにステップアップの為だと理解できた。 2人が行く企業はそれぞれ別であるが、どちらも世界的に知られている超一流企業だった。少なくとも年収でいえば、今の2倍くらいはもらえるのではないだろうか。 転職については、既に自分の中での整理ができており(先に転職した友人のお陰だ)、今では誰がどこに行こうが自分の気持ちが揺れることはない。私は今の会社にずっと居続けるつもりだし

    別れの季節 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/20
    年度末と年度初めは、分かれと出会いの季節ですよねー。なんか懐かしいです!
  • パパにだけ - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    ベッドで遊ぶ際、娘は私の身体に飛び乗ってくる。 それだけでなく、じゃれ合いながら勢いのあるパンチやキックを浴びせてくるのだった。多少手加減はあるものの、しっかりと“痛い”攻撃だ。昨夜は思わず娘を止め、なんでそんな乱暴をするのかと聞いてみた。 「おともだちにしないから、ぱぱにだけだよ!」 娘の言い分はこうである。それを聞いて、娘が幼かった頃に彼女に向けて言っていた自分の発言がよみがえってきた。アンパンマンごっこ等をしているときのことだ。 私がバイキンマン等の敵役となり、娘の拙い攻撃を受けては、やられた振りをして遊んでいた。そんなとき、お友達に対してはそんなことをしないよう、「こんなことをしていいのはパパだけだからね」と教えていたのだ。 娘はそのときの約束を今も覚えているのだろう。実際のところの話を聞くと、娘は友達に対しては乱暴な振る舞いをしたことが無いらしい。しっかりと約束を守り、乱暴を振

    パパにだけ - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/19
    パンチを浴びさせられるとは・・(^^; たしかに外で他の方にはしないようにお話ししないと駄目ですよね!
  • スレてない子 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    先日お義母さんが娘のことをこう表現したらしい。 「スレてない子」。お義母さんは長年保育士として働いており(現在もだ)、娘と同じ年齢の子をたくさん見てきた。また、近所に住む兄夫婦にも三兄弟がいるため、普段から小さな子供と接する機会にも恵まれている。 そんなお義母さんが言うのだから、同年代の子と比べてもそうなのだろう。親の私たちから見てもそう思っていたが、客観的な意見をもらい確信を得ることができた。 そう、娘はとにかくスレていない。いつでも明るく元気で、近くにいる人を笑顔にさせてくれる。まるで少年漫画に出てくる主人公のようなキャラクターなのだ。 表裏がなくて、考えていることがすぐ表情にでる。喜怒哀楽も激しいが、基的に前向きなので、立ち直りはものすごく早い。そんな娘に、私たち夫婦は何度だって元気づけられたものだ。 昨夜もベッドの中で、家族三人微笑ましい時間を過ごした。娘が私との間を取り持ち、

    スレてない子 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/17
    きっと愛情をもって、育てられているので、スレてないんだと思いますよ!
  • さらさら髪 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    娘の髪にドライヤーをかけるのはたいてい私の仕事だ。 お風呂上がり、手ぐしで整えながら、できるだけ効率的に髪の毛を乾かしていく。娘の髪はさらさらと綺麗で、触れているだけで心地よい。 ただ、たまにが乾かしてあげるときがある。そのときはクシで髪をとき、トリートメントオイルのようなものを全体に馴染ませているようだ。 すると、私が乾かしたときとは比べものにならないほど、娘の髪はサラサラに仕上がるのだった。元来持っていたポテンシャルがすべて発揮されたかのように、健康的でいつも以上に美しい髪になる。 私も、娘の髪には誰よりも触れてきたという自負はあるものの、女子ならではの『髪のお手入れ』という観点においては、やはりには敵わないなと思った。 艶やかなキューティクルが天使の輪を描き、それに触れるたびに愛おしさが沸き立ってくる。仄かに漂う甘い香りに、いつまでも鼻を押し当てていたくなるのだった。 やはり女子

    さらさら髪 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/17
    女性は何歳でも髪の毛が命ですよね♪♪
  • おうち焼き肉 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    寝室を出ると、もわんとした匂いが鼻孔をついた。 リビングに入るとその匂いは更に強くなる。香ばしさと仄かな甘みを含んだ焼けた脂の匂い。そう、昨晩は家の中で焼き肉をしたのだ。 外に出られない分、せめて事くらいはと少し贅沢をした。の援助で九州から長いこと来てくれているお義母さんへの労いの念も込めていた。 牛肉4種類と豚バラを買ってきた。たちが野菜も切ってくれて、なかなか立派な材たちが並んだ。卓にホットプレートを置いて、じゅうじゅうと焼き始めた。 肉はテンポ良く減っていき、すべてが無くなる頃には腹に満足感が溜まっていた。最後の野菜もべきり、空いたプレートでは、締めに焼きおにぎりをつくった。 後は皆が皆、愉悦の表情を浮かべ気持ちよく腹をさすっていた。お義母さんは大好きなビールも飲むことができてご満悦な様子だった。ただ、換気扇を回していたはずなのに、室内には香ばしい匂いが立ちこめていた。

    おうち焼き肉 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/15
    家の焼き肉も十分美味しいですよね!!外で食べるよりはコスパもよくオリジナル素材も焼けますよね♪
  • おっきいお友達 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    「いっしょにあそぼ」と、娘が声をかけた。 相手のふたりが笑う。しかし、すぐに「いいよ」と言ってしゃがみ込み、目線を娘に合わせてくれた。 公園で初対面の人に声をかけ、一緒に遊んでもらうのはもはや娘の恒例行事だ。ただ、昨日娘が声をかけた相手というのが、高校生のカップルだったのである。 場所は公園内にある開けた空き地。立体駐車の2階部にあたる場所なのだが、今は使われておらず、コンクリート敷きの広大なスペースがひっそりと解放されている。 遊具エリアが混み合っていた為、私と娘は逃げるようにその場所を訪れていた。いつもは誰もいない。ただ昨日は先客がいた。それが高校生カップルだったのである。 彼らはブレイブボードに乗って遊んでいた。どうやら彼氏が彼女に乗り方を教えているところのようだった。私は、いつもなら貸切で使える空き地に先客がいたことに少しがっかりはしつつも、彼らの邪魔をしないよう娘に言い聞かせなが

    おっきいお友達 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/14
    優しい高校生の方々で良かったですね(^^♪ たしかに自分たちが高校生の時は、変に照れて遊べなかったかもです(^^;
  • わるい子 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    昨夜は娘がわるい子だった。 や私の言うことを聞かず、とにかくわがまま放題に振舞っていた。原因はわかっている。風邪をひいて前日皆から甘やかされたからだ。すぐに元気になったのだが、特別扱いされる心地よさを引きずってしまったようだ。 特に夕飯をべる際が酷かった。何度言っても席を立ち、ご飯をべ終わる前から遊び始めてしまう。暗いところに連れて行くという罰を与えたり、放置してみたりと、色々と試行錯誤してみたのだが、その場は反省するものの、すぐに同じことを繰り返し堂々巡りだった。 最後はと私で交代をしつつ、机に付きっきりとなって細かく叱りながらご飯をべさせた。2時間半をかけ、なんとか完させられたのだが、娘にはあまり響いておらず、次も同じことを繰り返しそうな予感がある。 娘は私が冷たい態度をとると、こんなことを言った。 「ぱぱは、〇〇ちゃんのこと、すきくないの?」 彼女の頭には『嫌い→怒る』と

    わるい子 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/11
    仕方ないですよね!風とかひくとなんでもしてあげてしまいますよね(^^;
  • 仲良し姉妹 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    金の髪をなびかす少女たちに娘が囲まれている。 昨日のことだ。天気もよかったので午前中から久しぶりに娘を公園に連れてきていた。娘はいつものように、遊んでいる子供たちに友達になろうよともちかける。 そうやって今回仲良くなったのはロシア人の姉妹だった。ふたりとも金色の髪にブルーの目、彫りは深くて大人びた顔つきをしていた。彼女らは私にも愛想良く話しかけてくれて、聞けば8歳と5歳だという事だった。 お姉ちゃんはプリンセスのような名を名乗り、妹の方もディズニー映画にでてきそうな名前を教えてくれた。特にお姉ちゃんの方が娘に親切に振る舞ってくれて、手を繋いで一緒になって遊びに連れて行ってくれた。 彼女らはバイリンガルのようで、姉妹同士の会話には時々ロシア語が混ざった。でもロシアには住んだことはないみたいで、生まれてからはずっと日、数年前に大阪へとやって来たらしい。日語はペラペラだった。 すべり台を一緒

    仲良し姉妹 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/08
    公園での出会いいいですね♪子供たちは生まれた国が異なっても分かり合える、いや大人だってもっと分かり合えるはずなんですよね♪子供さんから学ぶ事は多いと思いますね
  • いきぐるしい - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    コホッという乾いた音が聞こえた。 思わずそちらへと視線を走らせる。音の出所はふたつ向こうに座っている老人だった。プリントアウトした小難しそうな文献を読みながら、彼は口に手を当てていた。 不自然にならないよう、ゆっくりとその老人から視線を外す。周囲を見ると、私と同様に何人かがその老人に視線を向けていた。むせて咳が出ることくらいあるだろう。そんなことくらい皆もわかっている。それでも、防衛能により反射的に警戒してしまうのだ。 普段なら小さな咳の音なんて聞こえない。しかし、通勤時の電車の中は張り詰めた静寂に包まれていた。皆が皆、息を潜めるようにしてその場をやり過ごしている。 私もマスク越しに浅い呼吸をする。生命を維持するのに必要な最小限の酸素だけを吸うイメージで。電車に乗ってからというもの、まだどこにも手で触れていない。 車両についた電子掲示に目をやる。職場の駅まであと2駅だ。もう少しでここから

    いきぐるしい - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/07
    たしかに今は咳の視線がすごいですね・・咳出る時は誰にでもありますよね。みんな少し過敏になっていますよね・・
  • 命令的疑問文 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    娘は少しあざとい物言いをする。 「ぱぱ、これやってくれる?」 語尾に?がついているが、そんなものはあってないようなものだ。はなから私に選択権は与えられていない。 娘はお願いをするときには、ほとんどこの口調を使う。疑問文だがほとんど命令であるこの口調を。ただそうはわかっているのに、直接的に「これをやって」と言われるより、いくぶん奥ゆかしさを感じるから不思議だ。 形式上ではあるにせよ、「やってくれる?」とワンクッション挟んで尋ねられるだけで、「もちろん」「いいとも」と、つい気前よく応えたくなってしまうのだった。 私がうんと応えると、娘はさも当然だと言わんばかりな顔をするが、一応「ありがと♪」と小悪魔的にお礼を言ってくれる。それを聞くと私も、まあ今回くらいいいか、と思ってしまう。結局はそれを繰り返すのだけど。 何回か、娘の問いかけに「嫌だ」と応えてみたことがある。すると娘は語気を強め、「や゛っ゛

    命令的疑問文 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/03/06
    可愛いですねー^ ^圧力かけられたら、親としては目をハートにしてやっちゃいますよね^ ^
  • 妻、退院。 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    昨日、が退院し、家に帰ってきた。 久しぶりの我が家には嬉しそうだった。娘もいつも以上に身を寄せ、胸に顔をうずめ喜びを露わにしていた。 とはいえ、帰宅後は特に何をするでもなく、みんなでのんびりと日中を過ごした。おのおのにゴロンとしてテレビを眺める。日常が帰ってきたという実感があった。 夕では、の大好きなエビフライをお義母さんが揚げてくれた。は誰よりもそれをべ、満足そうに微笑んでいた。まだ思うように身体は動かないようだが、たくさんべて、徐々に回復していってほしいなと思う。 就寝時。久しぶりに3人で寝るベッドは、とても狭く感じられた。でもそれ以上に、とてもとても暖かかった。

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    musicStamp 2020/03/03
    今は奥様のご体調を第一に生活されてくださいね!
  • 強力な助っ人 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    我が家のピンチに強力な助っ人がやってきた。 の母親が来阪してくれたのである。娘が入院したと職場に伝え、1ヶ月もの休みを取ってくれたらしい。迷惑をかけてしまい申し訳ないが、とても有り難かった。 またの経過も順調で、5泊6日の入院を終え、日無事に退院できる予定である。娘をお義母さんに預け、これから私が迎えに行ってくる。 会社の方は、課長に了承をもらい日まで休ませてもらった。また明日からの数日間は、万が一にも備えて、在宅勤務をさせてもらうことにした。今回は娘の妨害を受けないよう、マンション内にある『スタディルーム』を活用し業務をする予定である。 は退院後も経過観察を言い渡されており、通常通りに動けるまでにはまだ時間がかかるだろう。お義母さんの助けも借りながら、家族みんなで支えていきたい。 ただの一件は、これでなんとか落ち着きを取り戻せそうである。あとはコロナだ。大阪での感染者も増えて

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    musicStamp 2020/03/03
    お義母来ていただいてよかったですね!大変な時は助けあいですよねー!まずは退院出来てよかったです!
  • エコー写真 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    昨日はのお見舞いに行けなかった。 雨が降ったことがその最大の要因だが、娘のくしゃみが増えてきたことも自宅にこもった理由のひとつだった。 娘は「ままが、いつくるかなあって、かなしがってるかも・・・」と、眉毛をハの字に曲げてしおらしい発言をこぼしていた。それを聞いた私は、やっぱり傘を差してでもタクシーで行こうか、とも思いかけたが、最終的にはコロナのことも気がかりで、自宅待機を選択した。 天気予報から土曜は来れないだろうことは、あらかじめも承知していた。お見舞いに行けないことを改めて伝えると、身体を休めるよう、気遣いの返信をもらった。 お昼過ぎにからLINEが入った。日予定していた診察が終わったようだ。治療経過は順調のようで、今後何事もなければ月曜日には退院ができるとのことだった。 また胎児のエコー写真も送られてきた。 元気に動き、順調に成長しているとのことだった。そのとき一緒に遊んでい

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    musicStamp 2020/03/01
    エコー写真、楽しみですね!少しずつ成長してくれていますもんね!逢える日が楽しみですね♪
  • 小さな太陽 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    生活を送るうえで子供の存在は厄介だ。 ただそれ以上に、私たちに癒やしと希望を与えてくれる。が入院し、娘とふたりで暮らしはじめて、改めてそのことを実感させられている。 娘は昨日も明るく元気だった。先日テレビ放送のあった映画『リメンバー・ミー』が最近のお気に入りで、朝からそれを観ながら大声で歌っていた。 手元には一昨日買ってあげたミニギター。100均なのにしっかりと弦もはっており(4だけど)、なかなか格的だ。映像に合わせて踊り歌いながら、娘はそのギターをかき鳴らす。演奏もだんだん様になってきた。 中でも劇中歌『ウン・ポコ・ロコ』が娘は大好きだ。何度だって巻き戻し、一緒になって歌い、踊っている。 そんな娘を見ているとこっちまで明るい気持ちにさせられる。動画を撮ってにも送ると、とても喜んでいた。 お見舞いに行った病室でも、娘がいるから場が明るくなる。陽だまりのような存在だ。きっと私とだけ

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    musicStamp 2020/02/29
    リメンバーミー、スーパー銭湯で最後のほうだけ見ました!色々と大変ですが無理なさらずに頑張ってくださいね
  • 専業主夫 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    が入院し、私と娘ふたりでの生活がはじまった。 救いなのは娘が案外けろっとしていることだ。病院に行けばママに会えるので深刻には捉えていないのだろう。 朝ご飯を準備し、娘にべさせ、洗濯をし、身支度を済ませ、へと持っていく物品(着替えや化粧品など諸々だ)を用意した後に家を出た。ドラッグストアで追加物品を購入し、自転車で病院方面へと向かう。 面会開始の時間が来るまで、近くのカフェに入って娘に昼を取らせた。時間がきたので病院へ。病室に入ると、は弱々しいながらも笑顔で我々を迎えてくれた。 「お腹の赤ちゃんは元気だって」 自分の身はボロボロなのに、なにより先にそう報告してくるのが実にらしかった。石けんで手を洗ったのちに、点滴が刺されていない方の手を優しくさすった。 ゆっくりと話をしたかったのだが、娘がすぐさま退屈し、騒ぎはじめた為、近くの公園へと遊びに出ることにした。結局は1時間半ほど外で

    専業主夫 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/02/28
    いつも当たり前のことが、日常から無くなると、真の意味で大切さと感謝を感じますよね。いつも家事や家を守ってくれているからこそ、仕事が出来るんですよね。頑張ってくださいね!
  • 妻が緊急入院した。 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    昨夜のことだ。人生とはなんとも予測がつかない。 昨日はそうでなくても大変な一日だった。コロナ関連で急遽会議を開くこととなり、その準備で昼も取れなかった。通常業務でも主催の会議があり、その後も残業を出してひとりコロナ関連の方針をまとめていた。 そんなとき、から連絡が入った。出血があったので念のため産婦人科に行くと。そして診察後、すぐさま入院することを聞いたのである。 私は課長に連絡を入れ、明日以降休みを取るかもしれない旨を伝えた。今週やる必要がある重要な仕事たちについての引き継ぎメールを送り、予定よりも早く残業を切り上げ、病院へと向かった。 胎盤が正常より低い位置に付着していることで、動くと出血をしてしまうらしい。安静のため、出血が止まってからも2、3日は入院するという方針を聞いた。 母子の命に別状がないことを知り、まずはほっとした。ただはとても落ち込んでおり、苦手な点滴をつけたまま暗

    妻が緊急入院した。 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
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    musicStamp 2020/02/27
    ほんと大変でしたね!お大事にされてください!会社の上司もご理解のある方で本当に良かったですね!