
Web 2.0の特徴とされる「永遠のベータ」。その典型的サービスの1つと見られていたアマゾンのクラウドサービス「Amazon Web Services」(以下、AWS)が2008年10月23日、ついにベータの冠を取って正式サービスとなった。同時に99.95%のアップタイムを保証するSLA(サービス品質保証契約)の提供も開始した。 Amazon Web Servicesの転回点を告げる3つの発表 クラウドコンピューティングの狭義の定義として「PaaS」(Platform as a Service)を使えば、現在急速に技術・サービスの拡張を続けているビッグプレーヤーは、グーグル、アマゾン、マイクロソフト、セールスフォースの4社だろう。 PaaSとは、ハードウェアやOSとは無関係に、インターネット上のサーバ群を使ってソフトウェアを実行するプラットフォームを実現、提供するサービスのことだ。もちろん
2008/05/29 米グーグルは現地時間の5月27日、これまでプレビュー版として一部ユーザーに公開していたWebアプリケーションプラットフォームサービス「Google App Engine」(GAE)を、一般向けに公開すると発表した。同時に2008年後半に導入予定の料金体系も明らかにした。 これまで通り500MBのストレージ、月間500万ページビューまでの利用であれば無料。それを超える分については、1CPUコア1時間当たり10~12セント、1GB・1カ月当たり15~18セントかかる。通信帯域の月額は受信について1GB当たり9~11セント。送信については1GB当たり11~13セントとなっている。 この価格設定はAmazon Web Services(AWS)と極めて類似している。例えば「Amazon EC2」(Elastic Compute Cloud)は、1.7GBのメモリ、1CPUコア
Amazonは米国時間8月21日、Amazon Web Servicesが提供するクラウドコンピューティングスイートのオプションとして、長期的なストレージサービス「Elastic Block Service(EBS)」をリリースすると発表した。すでにAmazonは、今回の方針を4月に打ち出していた。 以前は、Amazonのクラウドコンピューティングプラットフォーム「EC2」上で実行されるジョブのデータは、そのジョブに付属する存在であったため、開発者は、EC2を通してのみ、そのファイルや情報へのアクセスが可能であった。しかしながら、EBSによって、開発者は、どんな望みのアプリケーションからでもアクセスが可能な、クラウドベースのファイルシステムの構築が可能となる。Amazonの他のクラウドストレージシステムとなる「S3」や「SimpleDB」では、このローレベルのアクセスは提供されていない。
ウェブサイト構築といったコンピューティングに利用できるAmazon.comのオンラインサービスシリーズの1つ「SimpleDB」が、限定ベータテストから公開ベータテストになった。 プログラマーはSimpleDBを使うと、データベースのレコードをAmazonに蓄積しそこから特定のデータを引き出せる。今回の公開ベータテストへの移行にともない、Amazon.comはデータ保存にかかる1Gバイトあたりの料金を月額を1.50ドルから20セントへと値下げした。 1年近くまえに発表されたSimpleDBは、「Amazon Web Services」(AWS)シリーズでは新参の方だ。AWSのほかのサービスではデータ処理、生データの保存、コンテンツの配信、さまざまなコンピュータ間で送信されるメッセージの保存が行える。 Amazon.comは今回、少なくとも公開ベータから6カ月間は基本的な利用が無料になること
2008/11/18 米アマゾンの子会社でクラウド関連サービスの開発・運用を手がける米アマゾン・ウェブ・サービシズは11月18日、従量制課金によるCDNサービス(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)「Amazon CloudFront」のベータサービスを開始した。米国に8個所のほか、ヨーロッパではロンドン、ダブリン、アムステルダム、フランクフルトの4個所、アジアでは香港と東京の2個所にエッジサーバを配備し、1000Mbps、1000リクエスト/秒のピーク負荷に耐えるという。これ以上の負荷になる場合、別途Webサイトを通じてリクエストを送れる。リクエストには2営業日以内に対応するとしている。 同社のストレージサービス「Amazon S3」と組み合わせて使う。頻繁に参照される画像や映像、音声、配布ファイルなどをS3上に置き、APIを使ってそれらを“distribution”という単位で束ねる
Amazon S3は安いか高いかという議論を、この2日間で立て続けに3個所で耳(目)にした。 1人はネットサービスベンチャーのCTOで、クラウドへの移行を検討しているものの、Amazon S3やEC2の実際の価格や使い勝手がよく分からないという話だった。コスト的に見合うなら、もうサーバ運用に煩わされたくないと漏らしていた。 もう1つは、ベンチャーキャピタルとして知られるYコンビネーターの掲示板で見かけた「Does Amazon S3 really save money?」で始まる議論。1GB当たり1カ月で0.15ドルと聞くと安いようにも思えるが、1TBの月額は150ドル、2年にすると3600ドル(1ドル92円として約33万円)にもなる。しかも転送量に応じた課金もあるため、実際にはこれ以上になる。今や1TBのドライブ単価は1万円を割っていて、2年で3600ドルとは比較にもならない。「クラウド
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