増上寺法主で直木賞作家、寺内大吉さん死去2008年9月6日23時5分印刷ソーシャルブックマーク 寺内大吉さん 直木賞作家で増上寺法主の寺内大吉(てらうち・だいきち、本名成田有恒〈なりた・ゆうこう〉)さんが6日午後5時12分、東京都内の病院で心不全のため死去した。86歳だった。通夜は9日午後6時、密葬儀は10日午後1時から東京都港区芝公園4の7の35の増上寺光摂殿。喪主は執事長・楠美知仁(くすみ・ちじん)さん。後日、本葬儀を行う。 東京・世田谷の大吉寺住職を務めながら小説を書き、55年に「逢春門」でサンデー毎日大衆文芸に入選し注目された。57年には司馬遼太郎らと同人誌「近代説話」を創刊、61年に「はぐれ念仏」で直木賞を受賞した。自らの宗教観を反映させた「名なし如来」「念佛ひじり三国志」などのほか、マージャンを題材にしたギャンブル小説や競輪・ボクシングを扱ったスポーツ小説も多い。テレビではベレ