12日に投開票された秋田県知事選の大仙市の投票所で、投票受け付け事務をしていた同市の男性職員(51)が、事務の合間にパチンコの漫画雑誌を読んでいたことを市民から指摘され、同市は13日、職員事故等審査委員会を開き、この職員の処分案を決めた。内容は公表しないという。 市選管などによると、雑誌を読んでいたのは市教育委員会の主幹。投票所に4人いた市職員の責任者だった。12日午前8時45分ごろから5分間、持参した漫画雑誌を机の下で広げて読んでいたところを、投票に来た男性が見つけ、市選管に知らせた。 市選管は8カ所の投票事務本部に本を読んだり、携帯メールをしたりしないよう緊急通達したという。 男性職員は「投票者の流れが途切れたので読んでしまった」と話しているといい、市選管の菅原正悦事務局長は「今後はないよう手綱を締めていきたい」と話している。