最高裁は24日、主に2008年に旧司法試験に合格した司法修習生(旧63期)に対し、法曹資格を得るための司法研修所の卒業試験を実施した結果、223人中28人が不合格になったと発表した。不合格率は12.6%で過去最悪となった。不合格者は希望すれば、新司法試験に合格した新63期向けの11月の試験を受験できる。 旧試験は今年度が筆記試験の最後。その合格者のみ11年度も口述試験を受けられる。 最高裁は「特に基準を変えたわけではない。真に法曹として求められる資質や能力を有しているか確認した結果だ」としている。