主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の初日のテーマだった世界経済について、安倍晋三首相は26日夕、「世界経済は大きなリスクに直面しているという認識について一致することができた」と語った。その上で、財政政策や構造改革で連携を打ち出す「伊勢志摩イニシアチブ」について、「リスクに立ち向かうためにイニシアチブを取りまとめることができた。大きな成果だ」と強調した。 サミット会場の三重県志摩市で記者団に語った。首相はまた、「イニシアチブに基づき、アベノミクス3本の矢を世界で、G7で展開することとなった」と述べ、自身の進める経済政策に各国首脳から賛同を得たとの認識を示した。このほか、東シナ海や南シナ海の現状などの「海洋の安全保障でも、有意義な議論を展開することができた」と述べた。