中国、新たな鳥インフル脅威=警戒強める政府・住民 【上海時事】中国中部の江西省で、これまで人にうつったことがないとされる鳥インフルエンザH10N8型ウイルスに73歳の女性が感染し、死亡した。今年3月以降、H7N9型が発生している中での新たな「脅威」の襲来に、中国政府と住民は警戒を強めている。 中国政府はH7N9型の感染が収まってきたとみて、11月から確認時に各地方当局が発表するのをやめ、月に1回まとめて公表する形に変えていた。 しかし、H10N8型の感染が伝えられた18日、午前中から国営新華社通信のニュースサイト新華網などが報道、中国中央テレビも昼のニュースで伝えた。積極報道の背景には、人々に警戒を呼び掛けるとともに、うわさの流布などで社会が不安定化するのを防ぐ狙いがあるとみられる。(2013/12/18-20:38) 前の記事へ 次の記事へ