古代の菓子。それは「果子」という、天然の果物であり木の実であった。そんなお菓子の原点を今に表現し、和菓子の新たな可能性を追求してきた「SIMPLICITY」のさらなる和菓子のスタイル、「楳心果」(ばいしんか)は、究極の日本の美学をあらゆる角度から再解釈し、表現された和菓子屋だ。 都立大学駅前の喧噪を離れた静かな住宅街の中に佇む、緑の木々が眼に鮮やかな一軒家。凛とした門構え。古めかしい錆びた門。紅柄色(べんがらいろ)ともいうような銅色に、庭の緑が“侘び、寂び”をそこはかとなく想起させる。 立派な日本家屋のアプローチに、周囲から断絶されたかのような非日常感と緊張感に包まれ、石段を上がると、民家を改装したモダンな「楳心果」の全景が一枚絵のように現れる。神代木(埋もれ木)の独特の深み。その深みのある色合いと漆喰の白さがもたらすコントラストが美しい。そして、現代的に解釈した格子の連続性と松の木。 店
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