新型コロナウイルスの感染が拡大する中、県の医師会などがあらためて感染防止策を徹底するよう県民に協力を呼びかけました。 県医師会　松村誠会長「心身の疲労はすでに限界に達し、現場からはこのままでは医療崩壊が現実となるとの声も上がっています」県庁で行われた会見には県医師会や薬剤師会など医療従事者を代表する４つの団体の会長が出席し「医療体制堅持宣言」を行いました。宣言では、県民に対し医療崩壊を防ぐために「感染拡大地域との帰省自粛」や「飛まつ対策の徹底」「医療従事者へ誹謗中傷しない」よう協力を求めています。また県に対して「これまで以上の危機感を持ち感染防止に取り組んでほしい」と要望しました。県医師会の松村会長は現状について医療崩壊の「崖っぷち」との認識を示した上で年末年始を経てさらに感染拡大すれば「集中対策期間」の再延長も検討してほしいとしました。

１７日に発表されている新型コロナウイルス情報です。 広島市で９４人、呉市で７人、福山市で１７人など、これまでで県内最多の１３８人が発表されています。 県内では今月に入り１６日までにすでに感染者が千人を超え感染拡大が続いています。 また１人の死亡も確認されました。 病床数は３３２ありますが６割がすでに使用中です。 宿泊療養のホテルは２１０室確保されているうち約４割使用しています。 しかし、医師の診察を待つため自宅で待機している人が約５４０人いるということです。 広島市は感染の急拡大を受け来年１月１１日に２部制で予定していた成人式を、５月２日に延期すると発表しました。

中国電力など大手電力７社の家庭向け規制料金が来月から値上げすることが事実上決まりました。 政府は１６日に開いた関係閣僚会議で中国電力を含む大手電力会社の家庭向け規制料金値上げについて、認める方針を固めました。 当初、中国電力は平均約３１％の値上げ率で申請していましたが、経済産業省などで協議を進めてきた結果約２６％にまとまりました。 中国電力　地域共創本部　田中康義部長「きちんと電気をお届けするには当然費用がかかることなので、現状を考えると必要な値上げということでご理解いただきたい」 今後、この内容を踏まえ修正を行った上で経産省が認可を行い、来月からの値上げになる見通しです。