「助かる命が助からない」… ”新型コロナ”と”救急患者”どちらも受け入れる病院の危機感12月08日 07:20 第一波から重症患者を受け入れ続けている病院は今、どうなっているのでしょうか。 大阪府・大阪狭山市の近畿大学病院は、10病床で新型コロナウイルスに感染し重症化した患者を受け入れていますが、感染拡大にともない、すぐに満床となる状態が続いています。 院長は医療崩壊への危機感を募らせていました。 【近畿大学病院・東田有智病院長】 「一部の機能が止まることを医療崩壊というんだと思うんです。これ以上(患者が)増えてくると近畿大学病院としても、一部の機能を止めないといけない。そうすると、助かる命が助からない」 新型コロナの重症患者だけでなく、脳卒中や心筋梗塞といった通常の救急患者が寒くなるにつれて増えていて、救急の受け入れ態勢も限界に近づいているといいます。 【近畿大学病院・東田有智病院長】