10月10日に仙台で開催されたICT復興支援クラウドフォーラムで基調講演に立った早稲田大学大学院の丸山不二夫客員教授は「クラウドにローカルはない。ぜひ東北で復興を牽引するビジネスを」とエールを送った。 丸山教授は東日本大震災による被害状況を見て「ITは実は無力だったのではないか」と感じたという。だが同時に、「今後、国民の命を救うものになるだろう」という矛盾した考えを抱いたと話す。既存IT技術やネットワークメディアの限界と、新しいIT、新しいネットワーク技術が持つ可能性が、そのコントラストの一因になっているようだ。 丸山教授は、2005年から2010年の間にトランジスタの数が15倍になったという調査結果を紹介する。これだけでも驚くべき数字だが、同じ調査では、2010からの5年間でさらに200倍になると予測しているという。「それだけ速く、世の中が変化してるということ」(丸山教授) 既に現在、「