チベット仏教の瞑想者10名のデータをもとに国際的な研究プロジェクトにより、数世紀にわたりその存在が報告されていた上級瞑想法、ツンモ瞑想法(別名「インナーヒート」または「サイキックヒート」)による深部体温の大幅な上昇について確かな証拠を得ることに成功した。 ツンモ瞑想法(「g-Tummo」とも呼ばれる)はチベット仏教の密教(ダイヤモンド・ウェイ)の伝統文化で900年前から受け継がれてきた上級者向けの瞑想方法である。驚くべきことに熟練した僧であればこの瞑想法で大幅に体温を上昇させることができるという。身体を囲む雪を溶かしたり、裸にまとった濡れたブランケットを乾かすことができたという逸話が存在したが、これらはあくまでも伝統の中で受け継がれていたストーリーという位置づけであった。1980年代に調査を始めたハーバード・メディカル・スクールの研究者たちがヒ、マラヤのふもとに住むツンモ瞑想者である3名の