CNET Japanの記事によると、液体混合物を使った巨大鏡の製作に関する論文がNature誌に掲載されたとのこと(Nature: Materials science: Reflections on ionic liquids、直径3.7メートルの液体鏡の写真)。 この論文によると、ドラム缶で輸送した液体を、円盤型のメッシュに流し込むことで鏡として利用する。固体の鏡よりも低コストで輸送ができるのが特長だ。メッシュの表面張力により液体はこぼれ落ちることはなく、口径が約20~100メートルの巨大赤外線望遠鏡を作り出すこができるという。 この研究はNASA Institute for Advanced Concepts(NIAC)からの資金援助を受けており、この技術を利用し、2020年以降には口径100メートルの望遠鏡が月に建造されるだろうとしている。