2015年5月14日に開催された「PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム」の活動報告会。そのレポートの第2回では、性能ワーキンググループの検証報告の後半をお伝えする。報告者は、引き続き日本ヒューレット・パッカード(日本HP)テクノロジーコンサルティング事業統括サービス統括本部オープンソース部の北山貴広氏だ。 性能ワーキンググループは、仮想環境とコンテナ環境についても検証した。仮想化技術で利用したのは「KVM」、コンテナ環境は「Docker」だ。特に、まだ業務利用としては新しいDockerで検証した点は目を引く。 検証報告はこの5月だったものの、Dockerによる検証は早くも2014年6月ごろにはワーキンググループ内で発案されていたそうだ。2014年6月というとまだDockerが話題になって間もないころである。 仮想化環境検証はクライアント数が増えると性能差が明確に 仮想化環境